デジタルデータリカバリーでデータ復旧をした話 その1

公開日: : 最終更新日:2016/03/25 デジタルデータリカバリー


ハードディスクの不調で呆然とする男性

メインで使っている仕事用のパソコンが死亡した

私はフリーのライターをやっておりまして、様々な媒体に原稿を書かせていただいているのです。
本日も、週明けまでに納品しなければならない原稿をせっせと書いていたのです。久しぶりに結構なボリュームのある仕事でここ1週間、ほぼ不眠不休で働き原稿を書き上げていました。

昨夜、ようやく原稿の完成に目処が経ち、今日はゆっくりと眠れると、久しぶりにお酒を一杯やりながらお気に入りのラジオでJ-waveなんかを聞いていい気分になっておりました。

その日の夜は久しぶりにぐっすりと睡眠をとりました。
いつもは締め切りに追われ、悪夢にうなされて熟睡できないのですが、久しぶりのお酒のおかげもあってか悪夢にうなされることもなく、気持ちのいい睡眠を貪っておりました。

「さて、今日も頑張ろう」コーヒーを淹れ、タバコに火をつけPCを起動。いつものルーティーン。
PCはかれこれ6年くらい使っているWindows7。これまでも数々の原稿を書き上げてきた大切な相棒。苦楽を共にしてきた戦友。
最近はめっきり起動に時間がかかるようになっているため、その間に簡単に朝食を済ませる。

ここまではいつもの朝。1ミリの誤差もないルーティーン。

朝食を食べ終わるとちょうどPCが完璧に起動を終えているころ。
仕事部屋のデスクに向かうといつもと様子がおかしい。PCの画面が真っ暗だ。

「やれやれ、電源をちゃんと入れていなかったか」

再びPCの電源を入れ、起動を待つ間にタバコをもう一本。
ちなみにタバコは市販のものではなく、葉っぱと巻紙を買って自分作る巻きたばこ。一度これを吸ってしまうと再び市販のタバコに戻ることは不可能と言っていいほど美味い。

再びデスクに行くと、やはりPCの画面が真っ暗。
なにか変だなと思いながらも再度PCを起動する。

メーカーのロゴ画面に続いてWindowsのロゴが表示される。
「よかった、どうやら起動しそうだな」

しかし、そこから先に全く進まない。いくら古いPCとはいえ、ここまで起動に時間がかかることはおかしい。

電源ボタンを長押しし、再起動を試みる。
これまでも正常に起動しないことは何度かあったが、全てこの“電源長押し再起動”、DAIGO風に言うと“DNSK”で解決してきた。PCに詳しくない私にとって唯一の解決手段、必殺技である。

しかし、やはり起動しない。同じようにWindowsの画面から先に進んでくれない。

PCに詳しい人であればここで色々と試すことがあるのかもしれないが、私に出来る事はただ一つ“DNSK”のみ。
再び試みるがやはり症状は変わらない。

「これって、ひょっとしたらPCが壊れたってこと?」

「うわぁーーーーーーーーーーーーーー!」と、叫んでみた。ドラマチックな状況におかれた自分に酔ってみたかったのかもしれない。
しかし、ご近所から苦情がきたらどうしよう、もしかしたら警察官を呼ばれるかもしれないという思いが頭をよぎり、叫び声は自然とミュート気味になり、中途半端な叫びに終わった。

 

原稿データはどうなるの?消えちゃうの?死ぬの?

なによりも問題なのはPCの中に保存されている作業途中の原稿である。
昨夜までに9割がた完了している、1週間不眠不休で作り上げた原稿が保存されているのである。

PCの事を「長年の相棒」、「苦楽を共にした戦友」と言ったが、はっきりいってPCなんか新品を買えばいいのでどうでもいい。たかが機械を“相棒”だとか“戦友”だとか、実はこれっぽっちも思っていない。
新品を買うくらの金ならある。家電量販店に行けば、今すぐ最新モデルの起動にも時間のかからない、今のポンコツよりもよほど使いやすい最新マシンを手に入れることは出来る。
この際だから言わせてもらうが、毎朝毎朝なかなか起動しないPCにイライラしていたのだ!

さて、PCは新品を買うことは出来るが、中に保存されているデータは買うわけにはいかない。なんとしてでもこのポンコツからデータだけでも取り出さないとけない。

私はスマホで「asus 問い合わせ」と検索した。
PCに「ASUS」と書いてあったからであって、なんと読むのかは存じ上げない。
「アスス?」「アサス?」「アザッス?」

「メーカーに電話をすればきっと解決できるはず。」
そう期待をし、問い合わせ先の電話番号に電話をしたのである。

 

メーカーから告げられた死亡宣告

「お電話ありがとうございます。こちらはエイスースジャパン、コールセンターです」
自動音声の女性の声が流れる。
なるほど、どうやら「ASUS」は「エイスース」と読むらしい。DQNネームだ。

混みあっているらしく、ずいぶん待たされたが担当の女性に繋がる。
今朝から急にPCが起動せずに困っている、なんとかしてほしいと伝える。

結論から言うと、パソコンは起動できず、データも戻って来なかった。
キーボードの「F8」ボタンを押しながら起動する方法も試したパソコンは起動してくれず。

「最近なにか変わった音がパソコンからしませんでしたか?」とオペレーターさんから聞かれる。
そう言われると、ここ最近「カリカリカリカリ」といった音がしていたような気がする。
パソコンが古いので、なんか調子悪いのだろう程度に考えていた。普通に使えたし、特に問題はないと思っていた。

最近、カリカリみたいな音がしていましたと答えると、
「症状から言って、ハードディスクが故障している可能性が高い」とのこと。
ハードディスクは消耗品であり、使い方によっては3~5年程度で壊れてしまうらしい。

ちょっと待てよ、ハードディスクってデータを保存しておくところじゃないのか?俺の原稿データは無事なのか?

修理に出してもらえれば治すことは出来るが、中のデータは諦めるしかないと言われ、「わかりました。修理は少し考えさせてください」と伝えて電話を切る。

頼りにしていたメーカーさんでも解決できなかった。なんだかんだやっていて、時間はすっかりお昼近くになっていた。

「腹が減っては戦が出来ぬ」私はとりあえず昼食をとりに出かけることにした。

デジタルデータリカバリーでデータ復旧をした話 その2に続く


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